今回はその見た目がエクレアに似ていることから「エクレア型」と言われているレザー用品の作製にチャレンジしてみようと思います。今回作製したのはエクレア型の小銭入れです。
作ったもの
サイズ的には印鑑やリップクリーム、アクセサリー類などいろいろな用途で使えると思いますし、更にこのままサイズアップすればペンケースにもなったり、ちょっと寸法を変えればポーチにもなるかと思います。また、エクレア型はファスナーも使っていたり、レザークラフトに必要な要素が色々詰まっているので、良い練習になると思いチャレンジしました。では早速作っていきます。

準備するもの
材料
今回使用した材料は以下の通りです。
- シュリンク革
- ファスナー(ダイソー)
- 金属リング(セリア)
今回使用した革はシュリンクレザーと言われるもので、化学品による処理で皮の表面を収縮させてシワ模様をつけた革です。女性用の革用品はこのシュリンクレザーがよく使われているようです。

その他の部品は100均で購入しました。


道具
今回使用した道具は以下の通りです。
- カッターナイフ(革包丁)
- やすり
- トコフィニッシュ(コバ処理剤)
- 帆布(コバ磨き用)
- 接着剤
- 菱目打ち(3mm)
- 縫い針
- 縫い糸
作成手順
①設計・革の裁断
エクレア型は部品点数が少なく、最低1枚の革があれば作れるようです。その革にファスナーを縫い付けて、最後に裏表をひっくり返せば完成といったイメージです。
ということで設計図を作成します。一応手書きで作図できるようにしています。

そしてその通りに型紙を切り出します。

その型紙から革を裁断します。

今回はリング金具を取り付けるので、金具と本体を繋ぐ用の革も切り出しました。

②コバ処理・床面処理
次に切り出した革のコバ(端部)と、床面(裏面)を綺麗にしていきます。今回使ったシュリンクレザーはコシがなく柔らかいので、コバ磨きはちょっと難しいですが、やすりがけ→トコフィニッシュ塗布→布で磨く工程を繰り返しました。床面にもトコフィニッシュを塗布していきます。金具用の革も同様に処理します。

③ファスナーの取り付け
次にファスナーを取り付けていきます。ファスナーの端っこをカットして、下の写真のように分解します。

革の裏側にファスナーの貼り付け幅のしるしをつけていきます。この幅が均一になっていないと見栄えがかなり悪いので、この工程が一番大事かもしれません。

しるしをつけた範囲に接着剤を塗ります。

床面にファスナーを貼り付けます。裏面に貼り付けていくので、ファスナーも表裏注意しましょう。

カーブのところは少し浮かせた状態で貼り付けて、最後に目打ちや先の細いものでシワを寄せるように貼り付けます。

ちなみにこのカーブの部分の貼り付けですが、菊寄せという技術で、革職人さんの職人技みたいなものだそうです。憧れますね!
反対側も同じように貼り付けて完了です。ファスナーは表裏、左右間違えやすいので改めてしっかり確認しながら貼り付けましょう。

試しに組み立て見るとこんな感じ。うん、大丈夫そうですね。

④目打ち・縫合
ファスナーを貼り付けたら、目打ちで下穴をあけ、糸で縫っていきます。

片方縫ったらこんな感じ。

両方縫い終わったら次にリング金具を写真のように革で挟んで接着します。

本体に貼り付けます。革が分厚い場合は嵩張るので、あらかじめ革漉きしておくといいかもしれません。

⑤仕上げ
端の部分も写真のように接着剤で貼り付け、下穴をあけて裏返しで縫っていきます。ファスナーの余った部分をカットして片方完了です。

もう片方はファスナーのジッパーを予め通しておいて縫合します。

この時重大なミスに気づいてちょっとやる気をなくしています…裏返しで作っているのをド忘れしてジッパーの取り付ける向きが表裏逆になっていました。もう縫い合わせて外せなくなっているので、今回は練習と諦めてそのまま進めることにしました。
最後に表裏をひっくり返したら完成です。見事にジッパーが裏返しでできていますが形としてはいい感じ。

まとめ
今回はエクレア型といわれる形のレザークラフトに挑戦しました。やってみてコツだなと思ったのは以下の点です。
- ファスナーの貼り付け幅を均一に!
- 裏表逆転していることを意識しながらファスナーを組み立てること!笑
これらに注意して作れば作業工程自体はそこまで多くありませんし、使う部品数も少ないので、初心者でも簡単にファスナー付きのレザー作品が作れるのではないでしょうか。



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