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今回はレザークラフトでキーカバーを作ってみました。工程も少なく簡単なので、レザークラフトを初めてやってみる方の練習として最適だと思います。
実際に作ってみた内容や乾燥、所要時間などを紹介していきたいと思います。
今回は準備編ということで、材料、道具の準備するものと、型紙の作製までを紹介したいと思います。
今回の目標
今回はレザークラフトでキーカバーを作りました。猫型の茶色いキーカバーです。染色もちょっとトライしてシャム猫?風に仕上げてみました。今回の制作を通してレザークラフトの基本的な手順や手技について学んでいきたいと思います。作業時間はおよそ1時間です。

準備するもの
素材/材料
レザークラフトに必要な基本的な材料は「革」と「糸」と「金具」の3点です。今回は金具を使わない作品ですので、本記事では「革」と「糸」について紹介します。
革
革の選び方ですが、動物の種類や表面処理の違い、厚さなどを用途に応じて選びます。試しにレザークラフトをやってみたいというのであれば「合皮」が最もリーズナブルに入手できますが、私が試してみた感じだと、合皮は逆に初心者には扱いが難しかったり、レザークラフトをやっている感じがあまり出なかったので、せっかくなら「本革」を購入するのがおすすめです。
本革といってもいろんなものがありますが、本革選びに困ったらまずは「牛革」の「1mm厚」「A5〜A4サイズ」のものが汎用性が高くおすすめです。おおよそ1000円〜2000円で購入できます。
縫い糸
縫い糸は作りたいものに応じた色、太さ、種類を選びます。革選びと同じぐらい仕上がりの見た目に影響してきますので、個人的には100均の裁縫用の糸ではなく、レザークラフト用の糸を購入するのをおすすめします。具体的には以下の「エスコード」などがよく使用されます。金額はおおよそ400円程度です。
レザークラフトに必須の道具
今回のレザークラフトに最低限必要な道具を紹介します。ほとんどのものは100均で揃えることができますので、初期投資は少なく始められます。
カッターナイフ
革を裁断するために使用します。本格的には革包丁といったものを使用しますが、初心者であれば100均カッターナイフでも十分かと思います。なるべく刃のサイズが大きい方が直線が綺麗に裁断できます。
厚紙
革を裁断するときは、型紙を用意し革に型をつけてから、それに沿って裁断していきます。厚紙はその型紙を作る時に使用します。作りたいものに応じた大きさの厚紙を用意しましょう。私は100 均で買ったものを使用しました。
キリ(目打ち)
布と違い、革は硬いので縫い針を通すのが困難です。そのため縫う前にキリを使って革に縫い針が通る穴を開けておきます。こちらも100均で売られている裁縫用のものでも良いですが、先端の尖り具合が甘いので、穴あけに力が必要だったり、開けた穴がぼやっとしてしまう事があるので、先端がしっかり尖っているものを選ぶのがおすすめです。その場合は数百円から数千円程度で購入できます。
接着剤
革同士を張り合わせる際に接着剤を使用します。接着剤もいろんな種類がありますが、100均で売られているGクリアーボンドや木工用ボンドなどでも接着できますので、とりあえずはそういった接着剤で問題ないと思います。
縫い針
革を縫う際に使用する縫い針ですが、こちらも100均で売られている裁縫用の針で問題ないと思います。ただしなるべくしっかりした太さのある縫い針の方がおすすめです。
カッターマット
革を裁断する際やキリで革に穴を開ける際には机が傷つかないようにカッターマットを用意しましょう。穴あけの時はカッターマット以外に、コルク板や、ゴム板を使う人もいます。
あればなお良しな道具
コバ処理剤
革を裁断したあとの断面は通常ザラザラした触感で、見た目も美しくありません。そのため革製品のほとんどは断面(専門的には「コバ」という)を綺麗に処理してあります。その処理方法の中でも「コバ磨き」という方法が最も手っ取り早く、よく行われている方法です。コバ磨きは特殊な処理剤を断面に塗布し、ひたすら磨きます。その処理剤の一つが「トコフィニッシュ」というものです。この断面処理をするかしないかでかなり仕上がりに差が出てきますので、せっかくなら用意してやってみて欲しいです。
菱目打ち
革に穴を開ける際にキリを使用すると紹介しましたが、レザークラフトでは菱目打ちという専用の穴あけ道具があります。これを使うと穴の形が菱形になり、通常の丸穴で縫ったものとまた違った縫い目になり、仕上がりの見た目がそれっぽくなります。穴間距離(ピッチ)は3〜4mmがおすすめです。数百円で購入できます。
染色液
革の色合いを変えたいときには、自分で革を染める方法もあります。ただし染色はやや高等テクニックですので、初心者の方はあまりやる必要はないかと思います。本記事で作製したものは試しにアクセントとして染色を行っていますので参考にしてみてください。
作製手順
①型紙の作製
型紙データをダウンロードして作製する方法
型紙を用意する方法はいくつかありますが、インターネットで「レザークラフト 型紙」など検索すると型紙がダウンロードできるサイトがいくつも出てきます。初心者の場合、まずはこういったデータをダウンロードして型紙を作製する方法をおすすめします。また型紙データのダウンロードする場合、無料でダウンロードできるサイトもあれば、有料で購入してからダウンロードするサイトもあります。
お試しでやってみたいという場合には無料型紙データを利用してみましょう。データをダウンロードしたら、まずそのデータをプリンタで印刷します。次に印刷した用紙を厚紙に糊で貼り付けます。そして最後に厚紙ごと線に沿ってカッターナイフで切り取れば型紙の完成です。
ちなみに有料の型紙データは結構複雑な形や部品が多いような上級者向けのものが多いので、慣れてきたら有料のデータを購入してみてもいいかもしれませんね。
設計図を自作する方法
少し慣れてくれば自分で型紙を作ることができます。私の場合、まずノートに完成イメージ図や設計図を書いてみて、それを元に厚紙に線を引いて型紙として切り出しています。
手書きでなくてもCADソフトなどが使える方は、ソフトで作図して、それをプリントアウトしてもいいですね。
その他の方法としては、身近なレザー用品を参考にして型紙を作製する方法です。今回の猫型キーカバーの場合、この方法で作製しています。

今回はそこら辺に転がっていたちょうどいい大きさの猫のキーホルダーがあったので、それを厚紙に乗せてペンでなぞり、カッターでカットしていきました。
切り取るとこんな感じです。これで型紙の準備はOKです。

②型紙を使って革を切り出す
先ほど作成した型紙を革の上に置きます。そして目打ちやキリなどの先端が尖ったものを使って型紙の周りをなぞっていくと、革の表面にキズ?溝のようなものができます。


そしてこの溝に沿ってカッターで切っていきます。2つ同じものを用意します。

③縫い糸を通す印をつける
出来上がったパーツのうち1つを加工します。今回使用したのはディバイダーという道具で、淵から決まった距離に溝をつけていく道具です。これで穴をあける下線を引いていきます。

代用品としては爪楊枝を二つ束ねても同じようなことができます。

これで穴をあける準備ができました。

この線の上に穴をあけていきます。ですがこの段階では穴をあける印をつけるだけで、まだしっかり穴は空けません。菱目打ちを使うと均等に穴を開けていくことができますが、目打ちでも構いません。

④革を貼り合わせる
次に革同士を貼り合わせていきます。今回使用したのは100均にも売っている木工用ボンドです。

革の端っこにちょっとずつボンドをつけていきます。ここで注意しなくてはならないのは、鍵の先端が出るところまでボンドをつけてしまわないことです。私は一回間違って一周ボンドをつけてしまい、慌ててボンドを拭き取りました。

貼り合わせると端っこからボンドがはみ出てしまうことがあるので、ウエットティッシュなどで軽く拭き取ります。

最後に貼り合わせた革同士の端面をカッターなどで綺麗にトリミングして完了です。

ちなみにこの時、鍵のリングを通す部分の切れ込みを入れています。

⑤縫い糸を通す穴をあける
先ほど印をつけたところに目打ち、または菱目打ちでしっかりと穴をあけていきます。この時目打ちはなるべく深くしっかりと刺すようにすると、穴の大きさが安定します。

こんな感じにできました。

⑥革を縫い合わせる
ではここがレザークラフトの真骨頂とも言える縫い合わせを行なっていきます。レザークラフトの縫い方のテクニックは本当にいろいろなものがあり難しそうなのですが、基本は2本の針と1本の糸を使用します。今回は以下のような針と糸を用意しました。


まず、片方の針の穴に糸を通します。通した糸は以下のように針に2回ほど刺します。そして糸を針の先端からお尻側に向けてスライドさせていくと片方の針の準備OKです。これを両方の針で行います。

基本の縫い方は、まず革の裏側から1番目の穴に針を通します。2番目の穴に、その針を表から裏に向けてもう一度通します。次にもう一方の針を2番目の穴に裏から通します。これを繰り返していくことで革を縫うことができます。革の裁縫はいきなりやると私もかなり見た目が悪くなってしまいましたので、はぎれなどを使って何度か練習してみるのをおすすめします。自分の納得がいくまで練習ができたら本番に挑戦してみましょう。

⑦仕上げ作業
縫い終わったものがこちらになります。なんだかそれっぽく見えてきたような気がします。では最後の仕上げをやっていきます。

今回は練習の意味を込めて染色にも挑戦してみました。使用したのは以下の染料です。

この染料をティッシュに少量染み込ませて少しずつ擦るようにして色を入れていきました。今回は猫型ということでシャム猫?風の見た目にしてみました。


最後に革のコバ(端面)の処理を行います。コバをヤスリで滑らかにしていきます。ヤスリの番手は大体600〜1000くらいがいいかと思います。しっかりと一周綺麗にしていきました。

やすりがけが終わったところに最後にトコフィニッシュというコバ磨き剤を塗っていきます。

トコフィニッシュを塗ったところを帆布で磨いていきます。するとだんだんと光沢が出てくるようになりますので、自分が納得いくまでヤスリがけとコバ磨きを繰り返していきましょう。

出来上がったものに実際に鍵を通してみました。なかなかいい感じな気がします。

まとめ
今回はレザークラフト超入門というこで、キーカバー作製を通してレザークラフトの基本的な手順を学んでいきました。
今回の作製に要した時間はおよそ1時間でした。
レザークラフトは予算1万円程度あれば最低限必要な道具を揃えることができます。1時間程度の時間があれば簡単な作品であれば作れますので、ぜひ体験、挑戦してみてください!















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